2011年 12月 15日
CV990を観察する その① |
本日より[スイス交通博物館・CV990室内編]がスタートです。
航空史に燦然と輝く韋駄天ジェット。名にしおうコンベアライナーはどのような機体
だったのか。インテリアは?そして居住性は?気になる答えを知りにスイス・ルツェ
ルンへ飛びました。観察を通じ、「快速ライナー」の姿に迫ります。
ここに展示されるCV990は、元スイスエア所属のHBーICC機。(製造番号12)
1962年の製造から同航空一筋、退役後すぐに博物館入りしたのが1975年のことです。
以来36年、今では館を代表するコレクションとして、広くその名を示しています。
近年、開館50周年にあわせた整備が行われ、同時に展示法も見直されたようです。
「持ち上げ式」>>金属支柱で高く持ち上げたおかげで、どこからでもよく目立つ。
博物館は飾るだけでなく見せ方も大事なんだよと、楽しい演出で迎えてくれます。
ちなみにこの方式、歩くたびにブラブラ、ブラブラ揺れるのはご愛嬌。
固定具でしっかり繋がれてますが、安定を気にしだしたらこっちがとまらない!?
[飛行館]に入場し、階段を上がった2FがCV990への入口。機体へは橋で繋がれます。
キャビンは前方から、ラウンジ、ファースト、エコノミークラスの順。
エコノミークラス。軒並みライバルが6列を採用してるなかでの5列配置は
いかにもこじんまりとした感じがします。しかし狭い部屋でも圧迫感は全くナシ。
むしろ、「快速」を実感できるような(いらない贅肉をそぎ落とした)胴体巾に見えるのです。
前方のファーストクラス。
エコノミー・シートのデザインとピッチ。
厚めのクッションは適度な堅さもあり、まさに長距離飛行向き。
ファースト・シートを上からみたところ。
エコノミー・シート。
最後部はビデオコーナー。990を映像で楽しみましょう。
②につづく。
by cv880jet
| 2011-12-15 00:05
| CV990 写真集
|
Comments(2)