2007年 09月 27日
成田のYS-11試作機 (JA8611) |
成田空港に隣接する航空科学博物館に、YS-11初号機が展示されています。
YSの開発についてのエピソードは、数多の資料で紹介されていますが
意外にも試作機の細部の「写真」となると、あまり見かけません・・・。
今回のこつこつは、そんな成田のYSをウォッチングしてみたいと思います。
先ずは機首からスタート。ぐるりと機体を観察してみましょう。
前輪格納庫。最近化粧直しされたようで、なかなか綺麗な状態です。
ドアは開放され、中に入る事が出来ます。
主翼の付け根から前脚を望む。
主翼付け根。上半角変更で楔が打ち込まれたのはここでしょうか?
主翼後方。 APUの追加など、試作機ならではの装備があちこちに見えます。
垂直尾翼の防氷ブーツです。これは機能改良のための追加装備です。
今度は反対側です。右主翼後側からみたAPU。
エンジン後方です。
右主翼の防氷ブーツ。縦皺が確認出来ます。
一通り外部を観察してみました。では中に入ってみましょう。
じゃあ、入りますー。
機内はコクピット臭とも言える、独特の香りが漂っています。
入口から入って先ず目に付くのは、このプレートです。
そして、後ろを振り返るとこんな非常口灯が・・・。
コクピットです。さらに計器板に目を移すと・・・。
こんな注意書きがあります。
これはセンターコンソールです。
客室内はこうです。
非常口の周りだけ内装が取られ、構造が確認出来ます。
ギャレーも付いています。 しかしトイレはなく、すぐ後ろに圧力隔壁があります。
以上、試作機を観察してみました。
化粧直しにより良好な状態を保っているとはいえ、日本航空史に残る名機
今後の事を考えると、できれば屋根付きの展示施設を希望したいものです・・・。
by cv880jet
| 2007-09-27 21:56
| YS-11試作機写真集
|
Comments(2)
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acielmd at 2007-09-28 15:14
僕はその昔、勿論子どもの頃です、北九州空港にデモにやってきたYSの2号機を見たことがあります。・・・実はずっと最近まで1号機と思っていましたが、新北九州空港の開港に逢わせて昔の写真を探したら、2号機でした。
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cv880jet at 2007-09-29 07:36
北九州空港でデモフライトとは!
acielmdさんのギャラリーに、その時の模様が書かれてましたので
興味深く拝見しました。
北九州空港にもそんな時代があったのですね!
リアルに試作機に触れられる時代が、非常に羨ましいです・・・。
acielmdさんのギャラリーに、その時の模様が書かれてましたので
興味深く拝見しました。
北九州空港にもそんな時代があったのですね!
リアルに試作機に触れられる時代が、非常に羨ましいです・・・。