2008年 09月 14日
コンベアCV880 (1961年・東京国際空港) |



(Convair CV880 1/200)
短命に終わったコンベアも、短い期間に細かく塗装は変移しています。
今回は、カラーリングがいちばんクリーンだった時期(導入当初)のペイントで
再現してみました。
設定は1961年(昭和36年)羽田におけるコンベア880です。

イギリス機好きの僕でもコンベアは別格の存在。
スピード感だけでなく上品さも兼ね備えたスタイル、今や伝説となった乗り手を選ぶ
荒馬ぶりが僕の心を捕らえてなりません。

強い後退翼と水平安定板先のダイナニック・バランスがスピード感を印象付ける
ポイントならば、優雅さを感じるポイントは、ずばりコクピット側面の風防にあると
考えています。大き目の、やわらかく角の落とされた風防が、なんとも美しいライン
なのです。880に限らず例えばF-106など、この時期のコンベアは「きれい」な
造形の飛行機が多いですね。
後ろにつづく三角形の風防も、デルタ翼の得意なコンベアらしい設計といえるでしょう。

今回の製作で最も力を入れた部分、それは初期ジェット機らしいメカニカルな印象
をどれだけ模型に投影できるか、という事でした。
一番の見せ所はエンジンだと判断し、ややオーバーな表現ですが、細かい部分まで
ペイントを施してみました。ちなみにエンジンは、柔らかめのプラステックパイプを
万力に挟み楕円形にし、パテ盛りでおおまかな形を整えて削り出しを行っています。

納得の一機を手に入れました。
我が家のショウケースに大切に保管し、次回からはB707の製作に移ります。


[JALのコンベア880をつくる。]おわり
▲
by cv880jet
| 2008-09-14 00:09
| 製作 コンベア CV880
|
Comments(8)